平成30年度社会保険審査会の審査状況について

みなさまこんにちは。
障害年金サポート調布の倉本貴行です。

障害年金の不服申し立てについては、一昨年の12月に平成29年度の社会保険審査会における採決状況をご案内しましたが、今回は平成30年度分をご案内いたします。
平成30年度に社会保険審査会が新規に受付けた(再)審査請求件数は1,628件です。前年度からの繰越しが850件ありますので、合計で2,478件を受付けたことになります。
そのうち136件が取下げになっております。取下げというのは、社会保険審査会に対して(再)審査請求をした人が自ら取下げをしたものが23件、社会保険審査会の審査に当たり保険者が再検討を行った結果、原処分の変更が行われ、採決にまで回らなかったものが113件含まれています。
採決については、容認即ち、請求人の主張を認めたものが91件、棄却即ち、請求人の主張を認めなかったものが1,148件、却下即ち、審査に入る前の要件を満たしておらず、いわば門前払いになったものが105件、合計で1,344件です。取下げの136件を加えると1,480件が処理されたことになります。ということは1年間に2,478件を受付けて処理をしたのが1,480件ですので、差し引き998件が次年度に回されたことになります。
採決された1,344件のうち、「障害」に関係するものの件数は1,031件あります。パーセンテージにすれば約77%になります。その他の老齢(約5%)や遺族(約3%)に比べると非常に高い割合になっていることが分かります。老齢年金や遺族年金についても厚生労働大臣の裁定(決定)に対して納得がいかないケースがありますが、障害給付についてはその割合が格段に高いことが伺われます。
老齢年金や遺族年金は「年齢」や「死亡」といった事実関係の確認により年金給付が決定しますが、障害年金は「障害の状態」の見極め・判断が必要なので、その分争う余地が大きいと思われます。

私たちはひと月に1回、調布市の社会福祉協議会で、障害年金の無料相談会を行っています。障害年金について不明な点、分からない点があれば、どうぞ相談会をご利用ください。
お待ちしております。

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