「公的年金シミュレーター」が公開されました
皆さまこんにちは。障害年金サポート調布(SSC)の井上真理子です。早いもので新緑のにおいが薫る季節となりました。鯉のぼりが力強く空を泳いでいる様子を見て、夏の気配が近づいてきたことを実感しています。
さて、先日厚生労働省のホームページで「公的年金シミュレーター(試験運転中)」が公開されたのでご紹介いたします。
◆「公的年金シミュレーター」とは?
「公的年金シミュレーター」は、働き方・暮らし方の変化に応じて、将来受給可能な年金額を簡単に試算できるツールです。
◆「公的年金シミュレーター」の特徴
・ID・パスワードは不要です。すぐに試算を始めることができます。
・スライドバーを動かすと年金額の変化が一目で分かります。
・個人情報は記録、保存されません。
(注意)公的年金シミュレーターは、年金額を簡易に試算することを目的としており、実際の年金額とは必ずしも一致しません。
◆どうやって使うの?
①公的年金のシミュレーターにアクセスします
https://nenkin-shisan.mhlw.go.jp/
②生年月日を入力します
③働き方・暮らし方を入力します
・国民年金か厚生年金かを選択し、期間(何歳~何歳まで)を入力します
・厚生年金を選択した場合は、概算の年収を入力します
※年金定期便に印字されているQRコードを読み込むと自動で過去の記録が反映されます。
④「試算する」ボタンをクリックします
⑤年金見込み受給額が表示されます
◆使ってみた感想(私感です)
・⑤の年金見込み受給額が表示された後、受給開始年齢をスライドするだけで繰り上げ・繰り下げ受給した場合の受給見込み額が簡単に試算できる。
・今年の年金定期便が届かないと過去の記録がQRコードから入力できず、手入力もできないので定期便ないとざっくりとした試算になってしまう。
・画面の上半分が固定されてしまい、ちょっと見にくい・・・
試験運転中なので今後に期待です!
◆まとめ
「先のことはわからないから・・・」「年金額の試算って、ちょっとハードルがあるな・・・」と感じている方も多いと思います。公的年金シミュレーターはQRコードをスキャンするだけで試算ができるので、ぜひ一度試してみてください。
まだ試験運転中ですが、この公的年金シミュレーターが、「この先どのような働き方がしたいかな」「老後はどのように暮らしたいかな」など考えるきっかけとなり、自分らしい生き方をサポートするツールに成長することを願っています。
年金というと、老後の生活を支える「老齢年金」がすぐに思い浮かびますが、障害を負ってしまい、その障害によって日常生活が制限を受けるときは、障害年金が受給できる場合があります。
私たち障害年金サポート調布は、月に1回調布市社会福祉協議会のご協力を得て無料の障害年金相談会を開催、”人生のもしも”を支える障害年金の制度をわかりやすく説明し、必要とする方にお届けするお手伝いをしています。こちらもぜひご活用ください。
2022年5月4日