基礎年金番号通知書
こんにちは、『障害年金サポート調布』の服部純奈です。
今年の冬は、いつもの冬に比べて大変寒く感じます。実際、寒いと思いますが、例年は年越し前はそんなに寒さを感じることがなかったので驚いています。(夏はあんなに暑かったのに…)
電気代も高騰していますが、これをお読みの皆さまもしっかり防寒していただき、体調を崩さないようにご留意ください。
さて、今回は「基礎年金番号通知書」について取り上げます。
基礎年金番号通知書とは
前々回の担当の回に、今年の4月から年金手帳が廃止され、「基礎年金番号通知書」というのものに変わるとご案内しました。
年金手帳は今まで、
・基礎年金番号の通知
・保険料納付の証明
を主な役割として担っていましたが、近年は基礎年金番号でなくともマイナンバーでも手続きができるようになり、また、保険料の納付履歴は年金手帳で確認しなくとも、年金のシステムにおいて管理されているため、手帳としての意味がなくなってきたために廃止となりました。
ただし、基礎年金番号自体はまだ存続しているため、それを通知する手段として「基礎年金番号通知書」というものに代えられました。
基礎年金番号通知書は誰に送付されるのか
多くの方は、20歳到達時に国民年金に加入となりますが、20歳前に就職して厚生年金保険に加入する方もいらっしゃいます。
厚生年金保険の加入(つまり資格取得)の手続きは勤務先の事業所が行います。その場合、従来の年金手帳は発行後に会社に送付されご本人の手に渡っていましたが、基礎年金番号通知書は、原則として本人宛に直接送付されることになっています。
ただし、宛先不明などの理由でご本人に直接送付できなかった場合は、会社を通じてご本人に交付されることになりました。
基礎年金番号通知書以外に基礎年金番号を確認できるもの
転職時等に、基礎年金番号を教えてくださいと会社から求められることがあります。(厚生年金の資格取得の手続きが発生するため)
その際に、年金手帳または基礎年金番号通知書で確認することになりますが、すぐに見つからない場合等は、国民年金保険料の納付書、領収書でも確認が可能です。
また、基礎年金番号でなくとも、マイナンバーでの手続きをご検討ください。
時代の流れとともに、選択肢が増えてきましたね。
同時に運用フローも変化がありますので、適宜確認が必要になりそうです。
2022年12月28日