年金手帳が廃止されます

こんにちは、『障害年金サポート調布』の服部純奈です。

2月も下旬になりました。
まだまだ寒いですが、そろそろ春の足音が聞こえてくるのではないかとワクワクしています。
市内では、調布市役所の河津桜が開花しましたね。1カ月ほど楽しめるそうです!

さて、春と言えば、本年の4月から「年金手帳」は「基礎年金番号通知書」というものに切り替えられることになりました。

そもそも年金手帳と言えば…
色は何色かありますが、オレンジまたは青色をお持ちの方が多いと思います。
中には、氏名・生年月日・基礎年金番号 等が書いてあり、会社勤務の方は、入社の際に提出を求められることも多かったのではないでしょうか。

私は、20歳になった際に年金手帳を手にしましたが、健康保険証以外に手にした公的な書類という感じがし、まだ学生だった自分は少々緊張したことを覚えています。とにかく、「失くしてはいけない」という妙な緊張感がありました。

話は戻りまして、この年金手帳には「基礎年金番号」というものが記載されているのですが、従来の役割は基礎年金番号の通知と、保険料納付の証明でした。
転職をされている方は、年金手帳でその履歴がわかるということも多いと思います。

近年は年金の手続きは基礎年金番号でなくてもマイナンバーでもできるようになり、必ずしも基礎年金番号が必要ではなくなってきました。
(ただし、基礎年金番号とマイナンバーが紐づいている場合に限ります)

また、保険料納付の証明に関しても、年金手帳で確認しなくとも、年金のシステムにおいて管理されるようになり、手帳という形である必要がなくなり、この度「手帳」が廃止され、「番号通知書」というものに切替えられます。(デジタル化の一つですね)

ここでたまに「今手元にある年金手帳を捨てて良いか?」と質問されることがありますが、そのままご保管ください。
基礎年金番号を証明するものということには変わりありませんですし、もし紛失された場合、今年の4月以降は手帳形式の再発行はされず、「番号通知書」が発行されます。

また、年金手帳を年金機構に返却する必要もございませんので、お手元の年金手帳は従来どおり大切にご保管をお願いします。

今までは手帳で、その人の人生の一部が垣間見えたりもしましたが、今後はそういう機会がなくなると思うと、少々寂しい気もします。
私どもの職業柄かもしれませんね…。(^-^;

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