がんでも障害年金

こんにちは。『障害年金サポート調布』の土屋寿美代です。

みなさんはがんでも「障害年金」がもらえるケースがあることをご存知でしたか?
がんは今や日本人の2人に1人がかかるといわれている病気です。一昔前は不治の病とも言われていましたが、医療技術の進歩により、5年後の生存率は格段に上がり、もはや治療すれば治る可能性のある病気となっています。

障害というと手足が不自由になったときをイメージしがちですが、実は肢体不自由などの障害だけでなく、がんや糖尿病、高血圧、呼吸器系疾患などの内臓疾患や精神疾患も「障害年金」の対象となっています。
このように年金は、老後の生活を支える「老齢年金」だけでなく、一定の障害状態になったときの生活保障機能も兼ね備えているのですが、意外に知らない方が多いようです。
「障害年金」はまずは申請をしないと受け取ることは出来ませんので、「知っている」ことが重要であると思います。そして、必要な方たちに必要な情報をお届けしたいという想いが、私たち『障害年金サポート調布』メンバーを動かしているのです。

がんの話に戻りますと、がんによる障害は次の3つに区分されます。

(1) がんそのものによって生じる局所の障害
(2) がんそのものによる全身の衰弱または機能の障害
(3) がんに対する治療の結果として起こる全身の衰弱または機能の障害

障害等級1級は「他人の助けがなければ日常生活のほとんどのことができない状態」、2級は「必ずしも他人の助けを借りる必要はなくても、日常生活がかなり制限を受ける状態」に該当する場合です。
また、障害手帳をもっていない場合でも、障害年金を受けることができますので、障害手帳を持っていないからといって諦めないでください。
その他、前提となるいくつかの要件をすべてクリアした上での請求になりますが、知らなければ請求すら出来ませんから、現代のがん罹患率からしても知識のひとつとして覚えておくといいかもしれませんね。

もしかしたら自分は該当するかもしれないと思われたら、『障害年金サポート調布』までお気軽にお問い合わせください
また、2013年からは調布市社会福祉協議会との共催で無料相談会(隔月)も行う予定です。詳細はホームページ上で随時お知らせいたします。

それではみなさま、どうぞよいお年を! 😀

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