高次脳機能障害という障害をご存知ですか?

こんにちは。『障害年金サポート調布』の土屋寿美代です。

高次脳機能障害という障害をご存知でしょうか?
この障害、近年は様々なところで取り上げられており、世間一般の認知度も広がりつつあります。そのような流れの中で、高次脳機能障害者への支援も体制が徐々に整い始めています。
私どもがご協力いただいている調布市社会福祉協議会内、障害者地域活動支援センター・ドルチェさんでも、高次脳機能障害者のためのサポートを手厚く行っています。

私がこの障害を知ったのは今から10年前で、当時はほとんど知られていない障害でした。
高次脳機能障害は、交通事故や頭部の怪我、脳卒中などの病気の後遺症として知られる障害です。外見的な怪我が治ると、普通の健康な方となんら変わりありませんから、逆に障害が理解されずに多くの方が苦しんで来られたという経緯があります。

具体的にどのような障害かというと、脳の損傷箇所によって違いがありますが、言葉が出にくくなったり、新しいことが覚えにくくなったり、感情のコントロールがうまくいかない、注意力や集中力が低下するなど人によって本当に様々です。味覚がなくなったという話も伺ったことがありますし、方向感覚を失ってしまった例もあります。

しかし、自分でこのような状況を最初から認識することは非常に難しく、例えば退院してからとか、社会復帰してから発覚することも珍しくありません。怪我をして会社に戻ってきてから、何かとミスが多いとか、言われたことをすぐ忘れて仕事をやり遂げることが出来なくなったとか、人が変わったようだとか、そうしたものが高次脳機能障害の代表的な症状です。外見上の身体障害は比較的軽いことが多く、障害を知らない人から「仕事がまともに出来ない」「集中力がなく、なまけている」など誤解を受けてしまうことがあり、ご本人にとっても非常にショックで、とまどいが大きいことでしょう。

近年ではこの障害が世間一般に知られるようになり、適切なリハビリテーションにより、機能をある程度回復させ、無事に社会復帰をされている方も増えているようです。ただ、就労可能な状況となるまでにはある程度の期間も必要です。

受給要件を満たしていれば、高次脳機能障害で、障害年金の請求も可能です。ただし、普通に会話するだけでは、その方が高次脳機能障害の様々な問題を抱えているとはわからないのがほとんどだと思います。高次脳機能障害は精神の診断書ですが、現在では、脳外科など高次脳機能障害の治療に従事している主治医の先生に精神の診断書を書いていただくことができるようになっています。理解されにくい障害だからと諦めずに、主治医の先生にご相談されることをお勧めします。

来週22日には、2014年度初めての障害年金個別相談会が予定されています。
障害年金に詳しい社会保険労務士に個別にご相談されたい方は、ドルチェ経由でご予約の上、どうぞお気軽にお越し下さい。

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