障害年金をもらいながら働いていいの?
こんにちは。『障害年金サポート調布』の土屋寿美代です。
カレンダーが最後の1枚になりました。今年もあとわずかです。「師走」というだけあって、なにかと慌ただしいのが年の瀬ですが、活動4年目を迎えた『障害年金サポート調布』は、今月も18日(金)に個別相談会を開催します!
お忙しい時期とは思いますが、年内に解決しておきたい悩みやご相談などがありましたら、ぜひお越しください。
さて、厚生労働省がまとめたデータによりますと、企業で働く障害者の方が45万人を超えたそうです。これは、民間企業で働く障害者の割合(障害者雇用率)で見ても、12年連続過去最高の数値だということです。法定雇用率を達成した企業の割合も全体の半分ほどあり、企業規模が大きいほど障害者の雇用が進んでいるという結果が出ています。
障害年金のご相談で、「障害年金をもらいながら働いてはいけない」と誤解されている方が意外と多いことに驚きます。むしろ、政府は障害者の方の雇用の機会を促進する方策をたてており、先にご紹介したように少しずつですが、障害をお持ちの方の雇用が促進されてきているものと思われます。
仮に障害年金の受給権が発生した場合でも、働くことが可能であれば働いてもよいのです。障害年金は老齢年金と違い、原則として年金と収入との調整はありません。働いているからという理由で、障害年金が支給されないことは基本的にはないのです。(ただし、20歳前傷病による障害年金の場合は、所得に応じた制限があります。)
ただ、更新の時に、就労していることによって、等級が下がることは有り得ます。それは、あくまでも今まで就労も出来ない程度だったのが、就労出来る程度に回復したと判断されたような場合です。診断書や就労の状況などから障害状態を総合的に判断されます。「働いている=障害年金はもらえない」という訳ではないことを知っておいていただきたいと思います。
障害年金サポート調布では、毎月、障害年金個別相談会(無料)を実施しております。お気軽にご相談ください。
お問い合わせ 障害者地域活動支援センタードルチェ:tel 042-490-6675
2015年12月2日