「血液・造血器疾患による障害」の 認定基準を一部改正

こんにちは。『障害年金サポート調布』の服部純奈です。

10月中旬の東京、真夏日に迫る暑さがあったかと思いきや気温急降下、気温差何と10度差!
毎日着るものに悩みます…。
当然体調も崩しやすくなっていますので、体温調節にご留意ください。

さて、本日は認定基準の改正についてご紹介します。
約一年ほど前から行われていた「血液・造血器疾患による障害」に関する専門家会合を受けて12月1日に認定基準の一部が改正されることになりました。
改正の内容は以下のとおりです。

■ 血液・造血器疾患は、分類区分の名称を
①赤血球系・造血不全疾患(再⽣不良性貧⾎、溶⾎性貧⾎ 等
②血栓・止血疾患(血小板減少性紫斑病、凝固因子欠乏症 等)
③白血球系・造血器腫瘍疾患(白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫 等)
に大別されるようになります。

■認定のための検査項目を見直し
検査項⽬の主な⾒直し箇所
① ⾚⾎球系・造⾎不全疾患
「赤血球数」を削除し、「網赤血球数」を追加

② 血栓・止血疾患
「凝固因子活性」を追加

③ 白血球系・造血器腫瘍疾患
末梢血液中の「赤血球数」を「ヘモグロビン濃度」に変更

■造血幹細胞移植についての規定を追加
造血幹細胞移植を受けた方は、移植片対宿主病の有無や程度などを考慮して認定

上記が平成29年12月1日から適用されます。
また、認定基準の改正に伴い、診断書様式も併せて改正される予定です。

血液・造血器疾患は、医学研究の進歩に伴い診断、治療法が特に著しく変化しつつあり、特に血液・造血器疾患の分類は、研究者の見解によって多少異なる分類法がなされていたものを、臨床像(疾患の症状や、検査でどのような値が出る等)によって大別することになったようです。

また、随時改正の情報等をご紹介して参りたいと思います。

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