厚生労働白書
みなさま、こんにちは。障害年金サポート調布の竹内です。
やっと梅雨があけましたね。
早速、暑い暑いと言っていますが、梅雨の鬱陶しさから比べれば、太陽の暑さの方が好きですが、みなさまはいかがでしょうか。
先日(令和元年7月9日)、「平成30年版厚生労働白書」(平成29年度厚生労働行政年次報告)が公表されました。
厚生労働白書は、厚生労働行政の現状や今後の見通しなどについて、広く国民に伝えることを目的にとりまとめているとされています。
例年2部構成となっており、第1部は、厚生労働行政分野の特定のテーマについて現状の分析を行うとともに関連する施策を紹介するものとされ、例年異なるテーマでまとめられています。
平成30年版のテーマは「障害や病気などと向き合い、全ての人が活躍できる社会に」です(なお、平成29年版は「社会保障と経済成長」、平成28年版は「人口高齢化を乗り越える社会モデルを考える」でした。
一方、第2部は、「現下の政策課題への対応」として年次行政報告となっています。
ちなみに、厚生労働白書は、社会保険労務士となるための国家試験の出題範囲に含まれ、その膨大なボリュームから学習が難しく、ほとんどの受験生が苦手にしています。
◆平成30年版厚生労働白書の概要
第1部(テーマ編) 「障害や病気などと向き合い、全ての人が活躍できる社会に」
● 障害者、難病患者、がん患者などが、職場や地域などのあらゆる場で最大限に活躍できる「一億総活躍社会」の実現に向けて政府が取り組んでいる中、障害者雇用、治療と仕事の両立支援などに関する現状と課題を整理するとともに、国民の自立支援に関する意識(地域での支え合い・就労などに関する意識)の調査を実施。
● 様々な取組みを行っている企業や支援団体の調査も行い、本文に掲載。
● これらを踏まえ、包摂と多様性がもたらす持続的な社会の実現に向けて必要な取組みを、障害や病気を有する者など本人、身近にいる者、その他の者の三類型について整理。
第2部(年次行政報告) 「現下の政策課題への対応」
第1章 子どもを産み育てやすい環境づくり
第2章 働き方改革の推進などを通じた労働環境の整備など
第3章 女性、若者、高齢者等の多様な働き手の参画
第4章 自立した生活の実現と暮らしの安心確保
第5章 若者も高齢者も安心できる年金制度の確立
第6章 医療関連イノベーションの推進
第7章 国民が安心できる持続可能な医療・介護の実現
第8章 健康で安全な生活の確保
第9章 障害者支援の総合的な推進
第10章 国際社会への貢献
第11章 行政体制の整備・情報政策の推進
https://www.mhlw.go.jp/toukei_hakusho/hakusho/
2019年7月31日