マイナンバー公的受取口座と年金
こんにちは。障害年金サポート調布の豊嶋真理です。
皆さんはマイナンバーカードを持っていますか?私は以前からカードを保有していましたが、追加でもらえるポイントに心惹かれて、夏に健康保険証利用申込みと公的受取口座登録を行いました。先日15000ポイントが付いて、ホクホクしている最中です。
今回は、このマイナンバー「公的受取口座」登録に関する年金のよくある質問2つを紹介します。
◇質問1
現在、年金を受給しています。マイナンバーで公的受取口座を登録すると、振込先が自動的に変わってしまうのでしょうか?
◇回答1
マイナンバーで公的受取口座を登録しても、自動的に年金の受取口座が変わるわけではありません。マイナンバー登録口座への変更を希望するときは、「年金受給権者受取機関変更届」を日本年金機構へ提出する必要があります。※一部実施機関除く
◇質問2
これから年金請求手続きを行う予定です。既にマイナンバーで公的受取口座登録済なので、そのまま登録口座に振り込まれますか。
◇回答2
マイナンバーで登録した公的受取口座で年金を受け取る場合は、年金請求書に受取口座情報を記載したうえで、「マイナンバー登録口座」にチェックを入れて意思表示をする必要があります。この場合、通帳のコピーや金融機関の照合印が省略できるのがメリットです。
現時点の年金手続き上の仕組みを説明しますと、マイナンバーで登録された口座情報は、あくまで通帳コピーの代わりに過ぎず、日本年金機構が本人の了承なしに受取口座情報を設定、または変更することはありません。これからも、請求書等に受取口座情報の記載は必要です。つまり、マイナンバーによる年金手続きの簡素化はそれほど進まなかったといえます。個人的な意見ですが、年金請求時は、マイナンバー受取口座のチェックをもって受取口座情報記載省略にしてもよかったのではないか、と感じています。
年金手続きにおけるマイナンバーの公的受取口座活用は令和4年10月1日施行、10月31日施行運用開始、令和5年1月本格運用です。まだ、始まったばかりなので、今後の動向にも注意していきたいですね。
2022年11月2日