相談会10年目へ

みなさまこんにちは。
障害年金サポート調布の倉本貴行です。

私たちが調布市社会福祉協議会の「障害者地域活動支援センター(ドルチェ)」さんの協力を得て、障害年金の個別相談会を始めたのは、平成24年11月です。
当時私は調布市役所の国民年金係で年金相談員を務めており、窓口での様々な手続きやご相談に応じていました。
国民年金への加入や、国外への転出に伴う手続き、国民年金の保険料の支払が困難な場合の申請免除や猶予手続き、老齢年金や遺族年金の一般的なご案内やご相談に応じていたのですが、こと障害年金について窓口に来られる方々が余り正確な知識を持たれていないと感じる場面が多々ありました。
そこで、ドルチェさんのご協力のもと、地元の社労士仲間と一緒に障害年金の個別相談会を始めました。

令和2年12月までの開催回数は93回、相談に来られた数は525人、1回当り5.6人≒6人です。
1日9人の相談枠を設けているのですが、平均して毎回6人ほどがお見えになっている勘定です。これはドルチェさんの広報の賜物です。

相談内容は、知的障害や発達障害、うつ病や統合失調症、高次脳機能障害といった精神疾患に関するものが半数以上を占めています。
そのほかは肢体障害に代表される外部障害や、心臓疾患、肝疾患、腎臓疾患やがん等の内部疾患に関するものですから、障害年金が対象にしている傷病のほぼ全域に亘っています。

不安そうに相談会に見えて、我々の説明をお聞きになって、お帰りになる際に「分かりました。ありがとうございました。」と言って下さることが我々の原動力です。
ドルチェさんの陰に日向に、のご協力と相談員の不断の勉強には頭が下がります。

これからも相談会は続いていきますので、どうぞお越しください。
お待ちしております。

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