『社労士成年後見センター東京』がオープンしました

「障害年金サポート調布」の深澤理香です。
身体が暑さに慣れていないせいか、夕方になるととても疲れている自分に気づきます。皆さまも熱中症に気をつけてお過ごしください。

今月3日、東京都社会保険労務士会内に『(一社)社労士成年後見センター東京』が設立され、私もそのメンバーとして第一回社員総会と設立記念式典に参加してきました。
ご存知の通り、わが国の高齢化は急速にすすんでいます。認知症、精神障害、知的障害により物事の判断が十分にできず、第三者に財産管理などを委ねる成年後見制度の利用者数は、年々増加し、平成25年末には約18万人にも上っています。

家族・親族単位から地域単位での支え合いが必要に
現在の後見制度が始まった平成12年当初は、ほとんど親族が後見人になっていましたが、年々その割合が低下し、現在では親族以外の後見人が5割を超す状況にあります。
現在は、弁護士、司法書士、社会福祉士、税理士、行政書士などがその役割を担っています。
それでも、後見人の絶対数は不足している状況であることから、年金・医療・介護業務の唯一の国家資格者である社会保険労務士が積極的に成年後見制度に関わり、併せて労働・労務管理の専門家として認知症等の家族を抱える労働者の就労支援を図ることが社会的使命であると考え、社労士会内に成年後見センターが設立されました。
後見人等候補者名簿登載者は専門研修を修了していますし、個人ではなくセンターという組織で対応できるということも、相談にみえる方には安心かと思います。
私たち「障害年金サポート調布」は、地元調布の皆さまに障害年金の正しい知識をお伝えし、可能な限り受給へ向けてのお手伝いをさせていただくという目的で、スタートしました。家族内での解決が難しいことも多いです。障害年金の相談と同様に、地域のサポートの一環としての社労士による後見制度にご興味がある方は、社労士成年後見センター東京(03-5227-3633)までご連絡ください。調布・多摩・武蔵野地域の社労士が、地域での生活をサポートいたします。

コラム

« »