短時間労働者に対する厚生年金保険の適用拡大
こんにちは。障害年金サポート調布の服部純奈です。
このところ、相次いで台風が発生しています。突発的に集中豪雨になることも少なくありません。まだまだ台風シーズンは続きそうですが、ニュースや天気予報を常に気にかけたいものです。
さて本日は、10月より拡大される厚生年金保険の適用範囲についてお知らせします。
ニュースや、新聞等でご存知の方もいらっしゃると思いますが、10月より一部の短時間勤務の方にも厚生年金保険が適用されることになりました。今まで、短時間勤務であったために、厚生年金に加入できなかった方も対象になるということです。
≪適用が拡大される方の概要≫
一定規模および条件の事業所において勤務時間・勤務日数が常時雇用者の4分の3未満で、①~④の全てに該当する方
①週の所定労働時間が20時間以上であること
②雇用期間が1年以上見込まれること
③賃金の月額が8.8万円以上であること
④学生でないこと
障害年金受給者 約204万人のうち、障害基礎年金のみを受給されている方は実に約150万人にのぼります。(平成26年度末)
つまり半分以上は、障害厚生年金のない障害基礎年金のみを受給されています。
理由は、初診日の時点で20歳未満の方や、厚生年金の加入期間中ではなかった方が多いためです。
今回の短時間労働者への適用拡大によって、より手厚い障害厚生年金を受給できる方が今後増えていくものと期待できます。
詳細は、日本年金機構のサイトまたはお近くの年金事務所でも確認可能ですので、ぜひご覧ください。
より多くの方の「安心」に繋がることを願っています。
2016年9月14日