病名と診断書
こんにちは。『障害年金サポート調布』の服部純奈です。
先日、センター試験も実施され、いよいよ本格的な受験シーズンになってきました。移動の電車内で勉強している学生さんもよく見かけますね。体調を崩さないよう、最後までがんばれーと、心の中でエールを送っています!
さて、本日は診断書について取り上げたいと思います。
障害年金請求用の診断書は8種類あります。(詳細は診断書作成時の注意点をご参照ください)
どの診断書を使用するかは、診断書を交付してくれる年金事務所で案内されていますが、中には紛らわしいものもあり、例えば「肺血栓塞栓症」「肺動脈性肺高血圧症」は、病名だけを見ると
肺の疾患⇒呼吸器疾患の障害 と思ってしまいがちです。
ところが、「肺血栓塞栓症」「肺動脈性肺高血圧症」は、実は「心疾患による障害」として認定されるため、「循環器疾患の障害」の診断書を使います。
肺⇒呼吸器 という単純図式ではなく、症状がどこに現れているか…がポイントです。
肺血栓塞栓症は一番多い症状が息苦しさですが、肺動脈が詰まるので、動脈血中の酸素濃度が低くなり、心臓心臓に負担がかかる。つまり、症状が現れているのは心臓ということです。
ただし、ここでまた紛らわしいのですが、
「慢性肺血栓塞栓症」による肺血管疾患は呼吸器の障害として認定されるため、「呼吸器疾患の障害」の診断書を使います。
病名のイメージ通りのもの、そうでないものがあり、なかなかややこしいですね。
ご不明な点は、ぜひ専門家にご相談ください!
2018年1月24日