障害年金受給者数の変化と地域格差問題

こんにちは。『障害年金サポート調布』の土屋寿美代です。
まだ梅雨明けとはいかない関東ですが、こう雨の日が続くとそろそろ太陽が恋しくなりますね。今週もずっと曇りや雨の予報が続きます。夏はすぐそこまで来ているはずなのに…カラッと洗濯物が乾く日が待ち遠しいものです。

さて、厚生労働省が今年の2月に公表した資料によりますと、平成15年に1,699,000人だった障害年金受給者は平成24年には1,979,000人となっており、急速に増加しています。その中でも、精神・知的障害にかかる疾患による障害年金受給者数は10年前と比べて2倍以上の増加となっています。
とはいえ、障害基礎年金については、不支給の割合が年々高くなっているようです。これはつまり認定が多少なりとも厳しくなっているとも言えるのではないでしょうか。
また、不支給割合が多い地域、少ない地域があるなど、認定にバラつきがあるという調査結果が判明したことが、今年に入ってから新聞等で大きく取沙汰されました。不支給割合が最も多い大分県は24.4%、最も低い栃木県は4%で、この大きな差については不支給割合が高い地域の方にとっては不安を感じることでしょう。ちなみに東京都の不支給割合は10.3%でした。
一律に認定が厳しくなっているならともかく、この結果はかなり不公平な数字に見受けられるという意見があります。こうした背景もあり、認定基準についての地域(都道府県)格差問題については、現在、厚生労働省が専門家検討会を設けて等級判定における詳細なガイドライン等を議題に挙げ、問題解決へ取り組んでいる最中です。障害年金の認定は機械ではなく、人間が判断します。請求する側にとっては、地域格差などあってはならないことですから、早急に改善されることを願います。

障害年金サポート調布では、毎月、障害年金個別相談会(無料)を実施しております。お気軽にご相談ください。
お問い合わせ  障害者地域活動支援センタードルチェ:tel 042-490-6675

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